ポケモンニックネーム図鑑

ポケモンが大好きです。ニックネーム記事書いてます。色違い厳選も頑張ります。

【映画レビュー】名探偵コナン・紺青の拳(フィスト)

こんばんは。うみほたるです。

いよいよ本日DVD発売&レンタルが開始されました『名探偵コナン・紺青の拳』。早速レンタルしてきました。

コナンの映画は第1作目の『時計仕掛けの摩天楼』を除き、たいてい映画館で観ていましたが、今回は子供が生まれる時期であったため断念。

なので、DVD解禁のタイミングで早速観てみようと決めていました。

 

本日の目次

 

あらすじ

シンガポールのリゾートホテル・マリーナベイ・サンズにて女性の刺殺体が発見され、現場からは怪盗キッドの予告状に使われるカードが発見される。

刺殺されたのは弁護士のシャリリン・タン。彼女はシンガポールで開催される空手トーナメントで京極真のスポンサーを務めていた。

空手トーナメントでは、大富豪ジョンハン・チェンにより海底より引き揚げられたブルーサファイア・紺青の拳(フィスト)がチャンピオンベルトに埋め込まれ、怪盗キッドもその宝石目当てにシンガポールへ。

京極真を応援する目的の園子、蘭、小五郎と工藤新一に化けた怪盗キッド、そしてキッドの手引きで密入国したコナンは紺青の拳をめぐる争いに巻き込まれていく。

 

レビュー

キャラ人気にあやかる傾向

まず最初に思うのは、最近のコナン映画はキャラ人気にあやかり過ぎでは!?ということですね。前作の『ゼロの執行人』なんかは非常に顕著で、本編で人気がある(らしい)安室透を中心とした映画でした。

今回は怪盗キッド(と京極真?)を目当てに観に行った女性が多かったという噂もちらほら。京極真は人気あるんでしょうか?

怪盗キッドを中心にした映画はこれまでも『世紀末の魔術師』、『天空の難破船』、『業火の向日葵』と今回で4作目。そういう意味では昔から怪盗キッドの人気にあやかった映画ではあったのかも。

次回の予告が最後に入っていましたが、次回作はどうやら「赤井秀一」に焦点を当てた映画になりそうっぽいですね。しばらくこの傾向は続くのかな?

コナンの映画にしてはおとなしめ?

これも近年のコナン映画の特徴かもしれませんが、昔ほど派手なシーンが多くないように思います。

僕が小さい頃のコナンの映画と言えば、終盤はとにかく爆弾でバーン!!ボーン!!ビルがドガーン!!でした。

まあ今作も最終的にはそうなるのですが、コナン映画も昔に比べるとちょっとおとなしくなったような気がしますね。気のせいかもしれませんが。

本編を知っていないとだんだんついていけないように

僕はコナンの映画は毎年観ているんですが、本編はもうずいぶん見ていません。同じような人は結構多いのではないかと。

コナンの映画は登場人物や設定が本編に準拠しているので、本編で登場した新キャラや本編で出てきた設定がそのまま映画に持ち込まれがちです。

例えば、第18作目『異次元の狙撃手』で登場した世良真純や先述の安室透なんかがそれに当たります。

今作は知らない登場人物こそいなかったものの、「蘭と新一が正式に交際している」、「怪盗キッドと京極真が過去に対決したことがある」というような設定は本編を知っていないと把握できない内容でした。ちょっとびっくりするだけで内容には影響がないので知らなくても視聴に支障はないですけどね。

肝心の内容

さて、肝心の内容ですが、いろいろなレビューを読むとアクションパートに関する批判(現実的でないなど)がちらほらありました。今作の目玉は京極真を中心とした格闘家たちや海賊、そして怪盗キッドとの対決シーンのアクションです。

これについては僕は特段気になりませんでした。京極真はバトル漫画のジョーカー的な存在なので、「負けるかもしれない・・・」、「ピンチでハラハラ・・・」みたいなのはほぼなかったですが、無双シーンも結構面白いです。

ミステリの部分ですが、こういっては何ですが、コナンの映画にしては頭をつかう内容でした(笑)(こういうこと言うと怒られそうですが)

コナンの映画は割と動機も単純で、そのほとんどが「復讐目的」のことが多いですが今作は犯人の狙いがかなり大きくて、しかもそれを邪魔しようとする第三者がいて、さらに怪盗キッドが加わって、と複数の思惑が複雑に絡み合ったシナリオで満足のいく出来だったと思います。

また、とある理由でコナンが怪盗キッドの味方にならずを得ず、キッドの盗みをコナンがサポートするような展開が見られるのも非常にレアで面白い点だと思います。

 

 

 

ということで、本日レンタル開始した『名探偵コナン・紺青の拳』のレビューをしてみました。

やっぱりGWの時期になればコナンの映画を楽しみにしている人も多いと思います。

来年の作品も楽しみですね。

 

それでは次の記事で。

【ポケモン】自慢の色違いポケモン②

こんばんは。すっかりポケモンブロガーになりつつあるうみほたるです。

 

今回は自慢の色違いポケモンの紹介シリーズ第2弾です。

第1弾では色違いとは何ぞやという部分も少しだけ説明しているので、こちらもよろしければどうぞ↓↓↓

au31096.hatenablog.com

 

前回、次から10体ずつ紹介すると宣言しましたが、10体だと記事が間延びしてしまうので小ネタ+5体にしていきたいと思います。それでは始めま~す。

 

本日の目次

 

色違いの見分け方

今回は色違いの見分け方について紹介します。ぱっと見でわかる色違いも多いですが、よく見ないと色違いだとわからない、あるいは元々の色がよくわからないという時に色違いを見分ける方法があります。

それがわざ欄の上にある赤いマークです↓↓↓

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孵化作業中とかは見逃してしまう可能性もあるので、ここを見る癖をつけておくと失敗が減ると思います。他にも色々マークがついていますが、次の項目で説明したいと思います。

他のマークの意味は?

マークの右にあるニコニコマークのようなもの"ポケルス"と呼ばれる病気状態が治ったことを示しています。

その隣の五角形のようなマークは"カロスマーク"と呼ばれるもので、第6世代(X・Y、オメガルビーアルファサファイア)で入手したポケモンである証となっています。第7世代で入手したポケモンには十字のようなマーク("アローラマーク")がついており、第5世代以前のポケモンには何もついていません。

さらに右にある6つのアイコンは自身で青色、赤色を変えることができる簡易なメモのような機能です。よくある使い方としては、HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さの6つのステータスを決める個体値が最大の箇所に色をつけておくことが挙げられます。

ポケルスとは?

ポケルスは第2世代から登場した一種のおまけ要素で、ポケモン+ウイルスからきていると思われる感染する病気です。しかし、病気といってもマイナスの効果はありません。ポケルスに感染したポケモンは戦闘で得られる努力値が2倍になるという美味しい効果があります。

また、ポケルス感染症の名のとおり、戦闘時に手持ちのポケモンに1/3の確率で伝染します。ポケルス状態で手持ちのまま日をまたぐとポケルスが治り、ニコニコマークの状態になりますが、努力値2倍の効果は続きます。ただし、この状態では他のポケモンに感染はしません。

以上本日の小ネタでした。それでは本題の色違いポケモン紹介の方にどうぞ↓↓↓

6体目:ポリゴン2

厳選ロム:XY、NN:リ*ゴiPorygon2、性格:図太い

XY時代に厳選した図太いHBの輝石ポリ2です。レートでもよく使っています。

ここで悲報です。ポリゴン2のニックネームが消えてしまい、普通に「ポリゴン2」と表記されてしまうようになりました。

原因として考えられるのは、

①仲間大会への参加

第7世代では複合ニックネームはつかえません。先日、仲間大会「ウルトラみりあカップ」にてこのポリゴン2をパーティに加えて潜りました。仲間大会ではニックネームが表示されますが、その際にエラーが起きてニックネームが消えてしまった、ということが考えられます。

②第7世代間での移動

しかしこれはニョロトノでも同じことをしているので、可能性は低いと思います。

③その他

完全にバグだとか、予期せぬトラブルだとか。まあ考えにくいですよね。

 

原因については検索等してもはっきりわかりませんでした。もしわかる人がいたら教えていただければありがたいです。

 

ニックネームをつけて可愛がっていたポケモンのニックネームが消えると結構つらいですね。なので、今回紹介して供養してあげようと思います。

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7体目:ポリゴンZ

厳選ロム:USUM、NN:かきつばた、性格:控え目

第7世代で大出世したポリゴンZです。Zの名に恥じないくらいZ技を使いこなしており、通常のレートはもちろん、前期スぺレでも活躍してくれました。

ニックネームはカキツバタの花に見た目が似ていることからとっています(実は他にも理由がありますが、個人的なことなので秘密にしておきます)。

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この個体はなかなか個体値も素晴らしく、31-0-31-30-31-31と、ほぼほぼ完全理想個体です。C(特攻)の実数値が1低いですが、気にせず使っています。

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8体目:ミミッキュ

厳選ロム:USUM、NN:まくらもと、性格:意地っぱり

第7世代の怪物ミミッキュです。見た目も可愛いのでそういう理由で色違いを持っている人もいるのでは?意地っぱりはテンプレASミミッキュからABミミッキュまで対応できるのでオススメです。

ニックネームは以前にも紹介した色違いミミッキュの縫いぐるみが枕元にあったことから。

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9体目:ルカリオ

厳選ロム:USUM、NN:マスクメロン、性格:臆病

めちゃくちゃ苦労して厳選したルカリオです。いくら孵化しても出ないので、特殊型、物理型とコロコロ変えていたら特殊の方で出ました。使ってみても思うのはやはりルカリオは物理の方が強いですね。

ルカリオの色違いはメガ進化がとにかくカッコいい!剣盾で見られなくなってしまうのは残念です。

ニックネームは考え中です。とりあえずマスクキャラなので色合いからマスクメロンにしています。

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10体目:キノガッサ

厳選ロム:USUM、NN:アヒージョ、性格:陽気

C抜け5Vの理想個体、夢特性キノガッサです。レートでの活躍は文句なし。

ニックネームはアヒージョ。結構気に入っています。

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今回紹介(自慢)した色違いポケモンたちはみんなレートで活躍できるスペックを持っています。観賞用の色違いもいますが、やっぱりせっかく頑張って厳選・育成したなら対戦でも活躍させたいですよね。

 

それでは次の記事で。

【ポケモン】自慢の色違いポケモン①

こんばんは。うみほたるです。

以前より何度かポケモンの記事を書いていますが、僕の趣味の一つであるポケモン

中でも色違いポケモンを集めるのが好きだったりします。以前にもチラッと色違いのニョロトノを記事に登場させてみました↓↓↓

au31096.hatenablog.com

 

というわけで、今回は僕の自慢の色違いポケモンたちを紹介、もとい自慢していきたいと思います!!(画像が多くて鬱陶しいかもしれませんが、ご容赦を)

結構たくさんいるので、何回か(たぶん4~5回くらい)に分けて紹介していきます。

今回は初回なので、簡単にポケモンにおける色違いについての解説もしていきます。

 

本日の目次

 

そもそも色違いって?

ポケモンの第2世代である金・銀シリーズから登場した"色違い"という要素。初代には存在しない概念です。

金・銀ではストーリーを進めるうちに怒りの湖という場所で"赤いギャラドス"が出てきます。

 

これが初めての色違いポケモンだという人も多いと思います(僕もそうです)。

当時の色違いは俗に個体値と呼ばれる(公式ではありません)数値で決まっていました。

個体値って何?という人はこちら↓↓↓

au31096.hatenablog.com

色違いの色合いは各種族に設定されており、昔は単純に通常の色に対する補色が使われていましたが、現在は特にそういう決まりはないみたいです。

 

色違いのポケモンが出現する確率は?

色違いのポケモンが出現する確率は1/8192というイメージを持っている方が(もしかしたら)いるかもしれません。

第5世代までは1/8192でした。第6世代(X・Y)からは1/4096になり、確率にして2倍に引き上げられています。

さらに、現在可能な中で(乱数調整や改造を除けば)確率を1/512まで上げることができます。

 

ちなみに完全に余談ですが、この8192という随分中途半端に見える数字は2の13乗で、我々が普段使う10進数では変な数字に見えますが、2進数の世界では非常にキリのいい数字なのです。

 

色違いの確率を上げるアイテムとして、"ひかるおまもり"というものがあり、ポケモン図鑑を完成させることでもらうことができます。

 

色違いを手に入れる方法は?

現在色違いのポケモンを比較的簡単に入手する方法としては大きく3つあります。

孵化厳選

育てやさんという施設に2体のポケモンを預け、卵を作り孵化させることで行う方法。たぶんほとんどの人がこの方法でやっていると思います。

2体のポケモンの国籍(始める際の言語選択による)を別にして行う国際孵化と呼ばれる方法と先述のひかるおまもりと合わせて1/512の確率で色違いが生まれます。

固定リセット

主に伝説系のポケモンで使われる方法です。出現して色違いじゃなければリセット、これを繰り返す。ただそれだけ。

仲間呼び出し

SM、USUMで可能。野生のポケモンの呼び出しを繰り返すことで色違いの確率が上がっていきます。野生産なので遺伝技が使えないという弱点があります。

 

自慢の色違いポケモン

さて、いよいよ本題の自慢の色違いポケモンの紹介をしていきます。僕自身も全部で何体いるのかわかっていないので、数える意味でも○○体目と表示していきたいと思います。

0体目:ニョロトノ

厳選ロム:XY、NN:Hi♪ョロDAゾ・_・/、性格:図太い

既に紹介したニョロトノ夢特性必須のポケモンなので、夢特性で助かりました。もしかしたら狙って出した最初の色違いだったかも?

現在でも普通にレートで使えるスペックですが、今の主流が穏やかであることを知り、ちょっとショックでした。

ニックネームは日英複合ニックネームにしました。結構お気に入りです。

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1体目:アーゴヨン

厳選ロム:USUM、NN:EVA-00、性格:臆病

つい最近約3週間に及ぶ固定リセットの末に手に入れた個体。他のロムも合わせるともっとやっています。アーゴヨン厳選は性格が固定なのでそこの難易度は低いのがいいと思います。個体値はゴミでした。王冠万歳!!ちなみにめざパはゴーストでした。。。

ニックネームはエヴァンゲリオン零号機より。日本語ロムなので全角なのがちょっとダサいです。今レートで使っています。

ちなみに親名を隠しているのはサブロムで、実在の人の名前をつけているので念のためです。

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ちなみにべベノム時代はこんな感じ↓↓↓真っ白でかわいいですね♡

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2体目:シルヴァディ

厳選ロム:USUM、NN:シャンパン、性格:陽気

こちらもサブロムでつい先日出た個体。なんと固定リセット5回目で出ました。タイプ:ヌルの色違いが微妙すぎるので見逃すところでした。

シルヴァディの性格って難しいですよね。意地っぱりと慎重をもっているので、今回は陽気にしてみました。
ニックネームは少し黄色味がかっている色からつけました。

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3体目:チルタリス

厳選ロム:USUM、NN:かみあわ、性格:いじっぱり

昨シーズンのスペシャルルール(レート上位30位以内使用禁止)にて活躍してくれた積みエース。

ニックネームは見ての通りプレミアム・モルツから。メガ進化するとさらにそれっぽくなります。

(ちなみに過去のロムでも色違いを持っていましたが、その個体はプレモルでした)

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4体目:フェローチェ

厳選ロム:USUM、NN:クロロパトラ、性格:おっとり

ウルトラビーストの色違い。シルヴァディ以上に性格に迷うポケモンですが、今回は特殊メイン両刀でおっとりにしました。

ニックネームはもう少しいいのがないかな~という感じですが、もうロムをリセットしてしまったので変えられません。

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5体目:ドヒドイデ

厳選ロム:USUM、NN:めんたいこ、性格:図太い

本日ラストは陰キャ代表ドヒドイデ。黒い霧が遺伝技であることを失念したまま厳選した痛恨のミス個体。

それさえなければA抜け5Vの理想個体で完璧だったのに。。。

ニックネームは見たまんまです。

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はい!!!というわけで僕の自慢の色違いポケモンたちを紹介(自慢)していきました。

見てのとおり、僕はポケモンを遊ぶ上でニックネームをつけるのも一つの楽しみにしています。

今回は前置きもあったので5体(+ニョロトノ)に留めましたが、次回からは10体ずつくらい紹介していきたいと思っています。

 

それでは次の記事で。

【映画レビュー】ヒメアノ~ル

 こんばんは。うみほたるです。

本日の映画レビューはこちら↓↓↓ 

ヒメアノ~ル 豪華版 [Blu-ray]

ヒメアノ~ル 豪華版 [Blu-ray]

 

『ヒメアノ~ル』です。

 作品を観終わってから知ったのですが、古谷実さん原作の漫画がオリジナルだそうです。なるほど。という感じです。

 

本日の目次

 

あらすじ

清掃会社でアルバイトをする冴えない男・岡田は、職場の先輩・安藤が惚れたカフェ店員・ユカと近づくための手助けをさせられるが、逆にユカから告白されてしまう。

安藤に秘密のまま、交際を始めた二人。一方、ユカを付け狙う男・森田。彼はかつて岡田と高校の同級生だった。

森田、岡田と同級生であった元いじめられっ子の和草は、「ある秘密」を基に岡田からたびたび金銭を要求され、事情を知った和草の婚約者・久美子とともに、森田の殺害を試みるも、反撃にあい二人とも殺されてしまう。証拠隠滅のため、自宅であるアパートを全焼させる。

たがが外れた森田はその後も複数人を殺害。やがて矛先はユカと交際している岡田に向かう。

 

レビュー

いわゆる"サイコパス"である森田の行動を追った緊迫したシーンと岡田とユカを中心とした日常パートのギャップが激しい映画です。

物語は退屈な日常と将来への不安を感じる岡田の視点から始まるため、そこからの落差が非常に激しいです。個人的にはこういう日常の中に非日常を混ぜてくるタイプの作品は緊迫感と脱力感のバランスがよくて好きですね。

 

森田の行動は『いぬやしき』の獅子神を思い出させます。たぶんわかる人にはわかると思います。不快指数が非常に高いです。

グロテスクな描写はほとんどないのですが、血なまぐさい描写は多々あるので苦手な方は注意した方がいいかもしれません。

 

森田役は森田剛ということで、ちょっとギャグみたいな配役になっているのですが、森田剛サイコパスが似合います(笑)

昔、『ランチの女王』というドラマで、主人公の元カレの暴力男を演じていましたが、それを思い出しました。

ただ、Wikiによれば、森田剛単独主演作品とのことですが、これには違和感があります。視聴者からは明らかに岡田視点で進む物語に見えるためです。岡田役の濱田岳もいい味出していました。

 

関連・類似作品

関連作品を挙げると少しネタバレになってしまいそうですが、いくつか本作と雰囲気が似てる作品を挙げてみました。

ヒミズ

本作と同じく古谷実原作。ただし、映画版は園子温監督の影響を多分に受けているのでそちらの印象の方が強いです。

ヒミズ

ヒミズ

 

隣人13号

これまた漫画原作。小栗旬中村獅童が二重人格の青年の各人格を演じています。

隣人13号

隣人13号

 

殺し屋1

またまた漫画原作。元いじめられっ子の殺し屋「イチ」を描いたバイオレンスアクション映画。

暴力的な描写でR-18指定となった初の映画だそうです。結構閲覧注意の作品。

殺し屋1 特別プレミアム版<初回限定パッケージ> [DVD]
 

 

 

それでは次の記事で。

【映画レビュー】チワワちゃん

こんばんは。うみほたるです。

本日の映画レビューの作品はこちら↓↓↓

チワワちゃん

チワワちゃん

 

『チワワちゃん』です。

「ん?犬の映画かな?」

それにしてはパリピ臭丸出しの男女がパッケージを飾っていますね。なんにせよ、目を引くタイトルだと思います。

 

本作はとあるYouTuberのレビュー動画を見て存在を知り、調べてみると結構評判がいいようなので視聴してみました。

なお、原作は漫画作品のようです。

 

本日の目次

 

あらすじ

東京湾でバラバラ死体が発見された。被害者は千脇良子(20)、看護学校生。

東京のクラブで青春を謳歌していた大学生・ミキは、最初それが自分が知る"チワワちゃん"であることに気づかなかった。

かつて"チワワちゃん"とともに青春の日々を過ごした男女。彼らは"チワワちゃん"の本当の名前もどこの誰なのかも何も知らなかったことに気づく。

ミキは"チワワちゃん"の事件を特集する雑誌記者のインタビューを受けながら、当時の仲間たちに"チワワちゃん"について聞いて回ることで、彼女の正体に少しずつ近づいていく。

 

レビュー

結論から言うと、"チワワちゃん"の正体も"なぜ"彼女が"誰に"殺されたのかもわからないまま物語は終わってしまいます。

ミキ視点で様々な人から話を聞いていくうちに、"チワワちゃん"が「男をとっかえひっかえしていたこと」、「同棲していた男の家を飛び出し、知り合いの家を転々と居候していたこと」、「乱交に興じていたこと」、「借金をしていたらしいこと」、「AVに出演していたこと」などがわかってきます。

劇中で"チワワちゃん"についてはよく思う人も悪く思う人もいますが、総じて彼女は人を惹きつける魅力を持っており、趣味で始めたインスタの写真からモデルとして成功を収めたり、常に輪の中心にいるタイプの女性であることがわかります。

主人公ミキは「趣味で始めたモデルもどきの活動でチワワちゃんに一瞬で追い抜かれた」、「好きだった男をチワワちゃんに取られた」といった点からあまり好意的に思っていないように見えますが、それでも彼女の魅力を認めているあたり、"チワワちゃん"という存在がわかると思います。

 

映画を観終わったとき、本作のよさがよくわからなかった僕は、色々ブログやレビューを見てみましたが、その中でしっくりした表現が「インスタの映像化」というものでした。

 

結果だけ見ると、この作品はパリピグループの派手な生活を追っただけで、何もわからないまま終わった、という感じですが、この作品のメッセージを無理やりにでも解釈してみます。

"チワワちゃん"は現代の魔物であるSNSの化身であると考えることができます。それはインスタでもTwitterでもFacebookでもいいし、このはてなブログでもいいわけですが、お互いSNSを通じてしか存在を知らない仲間というのが現代では誰しもいて当たり前になっているのではないでしょうか。

そうなったとき、「本名も知らない」、「どんな人なのか、その媒体を通してしか知らない」という人物が誕生します。これって正に"チワワちゃん"じゃないですか?

『チワワちゃん』はそんな現代社会を風刺し、警鐘を鳴らす作品…なのかもしれない。

 

例えば、今年6月に元農水省事務次官が息子を殺傷する事件がありました。

その息子はDQ10というオンラインゲームで有名なプレイヤーだったようで、SNSを通じた知り合いから様々な情報がリークされて、被害者ながら人格否定のような非難を浴びていました。

これについても、実際の彼を知る人からは反論したいことは山ほどあるのかもしれないですが、その媒体を通じてしか知らない場合はそう評価される以外にないわけです。

引きこもり長男を10か所以上、刺す 元事務次官「川崎のような事件を起こしたら…」と供述 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

こういうことが現実に起こりうることが、『チワワちゃん』という作品が世に伝えたいメッセージ…なのかもしれない。

 

とまあ、それっぽいことを言ってみましたが、刺さる人には刺さる…のかなぁ?僕にはあまり刺さりませんでした。

 

関連・類似作品

桐島、部活やめるってよ

本人不在の中、彼(桐島)の為人を知る人物たちの視点で物語が進むところが、『チワワちゃん』と共通のものを感じる作品。

桐島、部活やめるってよ
 

ジョゼと虎と魚たち

なぜか僕が本作を観たときに真っ先に思い浮かべた映画。自堕落な若者を描いているからかもしれない。

ジョゼと虎と魚たち [DVD]

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ガール・ネクスト・ドア

欧米の作品で、パリピを描いたものはたくさんあるはずなんですが、思い浮かびませんでした。というわけでこの作品。冴えない学生が元ポルノ女優の隣人とイチャコラする話です。ラストはハートフル。

ガール・ネクスト・ドア [DVD]

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それでは次の記事で。

【映画レビュー】七つの会議(ネタバレあり)

こんばんは。うみほたるです。

 

本日は映画レビュー、作品は『七つの会議』です。9/11にDVD発売、レンタル開始の楽しみに待っていた作品です。 

七つの会議 通常版 [DVD]

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この作品を観れば大多数の人が「ある作品」を思い浮かべると思います。

キャストを見てみると、香川照之及川光博片岡愛之助、岡田浩暉、北大路欣也、、、そう『半沢直樹』ですね。

パッケージの雰囲気も作中の展開も、『半沢直樹』を彷彿とさせるものが多いです。それもそのはず。本作は『半沢直樹』と原作者も監督も同じなのです。

 

※今回の記事はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。

 

本日の目次

 

あらすじ

大手メーカー「ゼノックス」の子会社である中堅メーカー「東京建電(TKD)」のぐうたら社員、"居眠り八角(はっかく)"こと八角(やすみ)係長は、営業部長・北川の同期であり、かつては営業成績トップだった男。

そんな彼はなぜか会議で居眠りしていても、繁忙期に有休を申請しても、華の営業第一課に所属し続け、処分されることもなかった。

営業第一課長の坂戸は北川の右腕ともいうべき、営業部期待の星であったが、八角の告発によりパワハラで左遷人事の憂き目にあってしまう。

坂戸の後任となった元営業第二課長の原島は、この裁定に疑問を持ち、八角について調べ始めるが、その後も八角の周りでは不可解なことが起こり続ける。

 

ここからネタバレ!

東京建電は航空機や新幹線用の椅子に使用するネジについて、意図的な強度偽装を行い、コスト削減によるコンペ獲得を行っていた。

それを知った北川と梨田は社長の命で秘密裏に調査を行い、不正の規模やリコールに要する被害総額の試算を行っていた。八角の周りで起きた不自然な左遷等はこの問題を手際よく調査するための手段であった。

 

ついに調査を終えた八角や社長に問題の全貌を公表するよう迫るが、社長はこれを拒否。八角はゼノックスからの出向である副社長の村西と協力し、ゼノックス本体の御前会議と呼ばれる場にこの問題を持ち込み、ゼノックス社長の徳山御前に直談判を試みる。

 

 

レビュー

前述のとおり、『半沢直樹』との共通点がキャスト、ストーリー展開ともに非常に多く、『半沢直樹』好きにはたまらない作品でもあります。かく言う僕もその一人です。

 

八角役を演じるのは狂言師野村萬斎さん。狂言師らしいセリフ回しながら不自然さを感じさせない演技と迫力は流石でした。

わざとかわかりませんが、配役は『半沢直樹』と少しリンクするところがあり、語り部役の原島は裏回しを担当していた及川光博さん、その原島に辛く当たる敵役・北川部長は香川照之さん、エリート街道を走りながら失脚してしまう坂戸は片岡愛之助さん、そして絶対の権力者はご存知北大路欣也さんといった具合です。

 

企業を舞台にしたミステリチックな展開で、これが予想できる人は非常に少ないと思われます。

八角はかつて営業部長としてゼノックスから出向していた現ゼノックス常務・梨田による意図的な強度偽装を指示され、それを拒むがゆえに出世街道から外されてしまいます。

出世街道の道をひた走った北川部長と自分の信念に従った八角。二人が協力して真実を追求し、"黒幕"を追い詰めていく展開は胸躍るものでした。

 

期待していたとおり、いや、それ以上の作品でした。

 

現実の不祥事事件

現実にも本作のような不祥事事件はたびたび起きています。雪印乳業の食中毒事件や、三菱自動車工業リコール隠しなんかは記憶にある人も多いと思います。ちなみに後者は本作と同じく池井戸潤原作で『空飛ぶタイヤ』が映画化もされています。

空飛ぶタイヤ

空飛ぶタイヤ

 

僕が実際に少し仕事上の関係で記憶にある事件では、ショーボンド建設の落橋防止装置の溶接不良問題があります。

この問題は匿名の内通者と思われる人物から近畿地方整備局に通報があったことにより発覚し、調査の結果、溶接過程に意図的と思われる抜け漏れがあったことが判明したものです。

多くの利用者の生命にかかわり得る問題であることや発覚の仕方が本作と似ていますよね。僕はこの映画を観て真っ先にこの問題を思い出しました。

https://www.mlit.go.jp/common/001101836.pdf

なお、この問題については、国交省主導のもとで徹底的な調査と対策が完了していますので、心配する必要はありません。

 

参考:落橋防止装置って?

落橋防止装置とは、読んで字のごとく、地震等による大きな衝撃を受けた際に橋が落下することを防ぐものです。

一般的な橋梁は上部構造(桁より上)と下部構造に分かれており、剛な一体構造とはなっていません。そのため、大きな衝撃を受けると挙動にずれが生じ、下部構造から上部構造が浮き上がる可能性があります。

落橋防止装置には、下の写真のように下部構造同士をワイヤーで連結し、上部構造の移動を下部構造全体で受けるものや、上部構造にかかる慣性力を抑える変位制限装置などの種類があります。

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出典:㈱エスイー http://se-kyoryokozo.jp/pdf/prod05-1.pdf

 

それでは次の記事で。

【映画レビュー】るろうに剣心・伝説の最期編

こんばんは。うみほたるです。

映画るろうに剣心3部作も遂に完結、『るろうに剣心・伝説の最期編』です。

るろうに剣心 伝説の最期編
 

 

2作目『京都大火編』まではかなり原作に即したストーリーでしたが、本作はほぼオリジナルと言っていい内容になっています。

さらに言えば明治政府、特に伊藤博文卿を落とす映画になっていました。

 

前2作のレビューはこちら↓↓↓

au31096.hatenablog.com

au31096.hatenablog.com

 

本日の目次

 

あらすじ

京都大火を囮にした煉獄から海に落ちた剣心が流れ着いた先には師匠・比古清十郎が。比古に助けられた剣心は志々雄に対抗するために飛天御剣流の奥義伝授を請う。

煉獄は東京湾に到達し、東京の街に砲撃。明治政府と交渉の場を持つに至る。伊藤博文内務卿と会談を設けた志々雄は、「国盗りより面白いこと」として「人斬り抜刀斎を斬首刑に処する」ことを要求。志々雄を恐れた政府はこれを承諾し、人斬り抜刀斎捜索が開始される。

奥義を修めた剣心は、東京へ向かう途中、蒼紫と遂に対峙。激闘を制した上で神谷道場を訪れるが、警察の手で捕縛され、観衆のもとで斬首台に立たされる。

 

原作との相違点

先述の通り、ほぼオリジナルストーリーなので、原作と同じところの方が少ないくらいですが、ざっと挙げてみました。

朗報・煉獄活躍!

志々雄の忠臣・方治が全財産の5分の3をつぎ込んだにも関わらず、何もしないまま炸裂弾で即沈んだ煉獄。本作では東京まで無事に到達し、明治政府に圧倒的な圧力をかける大活躍でした。

伊藤博文そんな装備で大丈夫か?

おそらく本作の要である交渉のシーン。伊藤内務卿は前任者が暗殺され、送った討伐隊も悉く全滅というテロリスト相手、しかも首謀者は現時点で日本最強クラスの剣豪、にも関わらずどう見ても勝てない護衛を連れて会談の場に現れます。志々雄の気が変わっていなければあの場で確実に惨殺されていますね。

悲報・十本刀、ほぼ出番なし

2作目で志々雄が招集した十本刀ですが、結局張、宗次郎、安慈、(方治)くらいしか活躍の場はありませんでした。不二らしき男や明らかに宇水と思われる男はいずれも齋藤に瞬殺。他は出てきてすらいない?

奥義はどこへ?

奥義伝承のシーンはカットされた上、蒼紫戦:奥義撃たず、宗次郎戦:奥義撃たず、志々雄戦:最終盤まで奥義撃たず、ということで本気で「あれ?奥義出ずに終わる?」と思いました。最後に撃って技名まで言ってくれてよかった。

悲報・方治ネタキャラ化

原作では方治の演説シーンが好きなのですが、本作では無能さが際立っており、剣心と警察の芝居に騙され、左之助にワンパンされ、といいところがないネタキャラでした。

 

レビュー

全体的に明治政府や伊藤博文批判の気が強い作品でした。

志々雄が伊藤博文に「政府にとって都合の悪いことは何でも闇に葬る」と指摘した際、「それが政治というものだ」と、え?そこ認めちゃうのか。

 

2作目でも思ったことですが、時間の関係でカットしたエピソードに紐づく別のエピソードを無理やり盛り込むのは…。

例えば宗次郎の過去については(時間の都合で)がっつりカットされているのですが、それで「所詮この世は弱肉強食、強ければ生き、弱ければ死ぬ」という志々雄の哲学を妄信する姿はしっくりこないのではないかと。

 

また、前作に続いて蒼紫が唐突感溢れるキャラに。原作と同じく志々雄と利害が一致し、協力する構成でいいと思うのですが、剣心に決闘を挑むまではいいとして、最後の志々雄との闘いに乱入してくるのは「!?」という感じでした。

そもそも志々雄戦は明らかに4対1の構図で戦っているのですが、主人公サイドとしてそれでいいのか?!と思う視聴者も多そうです。

 

左之助の戦闘シーンがほぼ1作目のvs戌亥番神戦の焼き直しであるのも気になりました。「楽しかったぜ!」というセリフや決め技がバックドロップである点も全く同じ。

 

物語の終わりにて、志々雄討伐に成功した剣心たちに対して伊藤卿が「抜刀斎は死んだ!」と高らかに宣言。意図としては「緋村剣心という男を認める」ということだと思いますが、剣心に志々雄討伐を依頼⇒志々雄の要求で剣心を指名手配⇒志々雄討伐中に剣心たちが戦う煉獄に向かって砲撃連発⇒志々雄倒したらよくやった!と一貫してブレブレの姿勢は、アンチ明治政府、アンチ伊藤博文の確かな意思を感じました。

 

3部作を通じて

3部作を観終わっての感想ですが、オリジナルと原作踏襲のバランスが悪い作品でした。オリジナルの展開は僕個人は全然ウェルカムなのですが、中途半端に原作のエピソードをねじ込むので、違和感がすごいことになっていました。

アクション映画として観たら、相当クオリティの高い作品です。「どうやって撮ったんだろう?」と思うシーンもしばしば。

 

映画としての評価は1作目:原作知らない人がアクション時代劇として観るなら十分のクオリティ、2作目:3作目ありきの映画、3作目:う~ん…という感じでした。

 

 

 

ということで3日間連続で実写映画『るろうに剣心』『るろうに剣心・京都大火編』『るろうに剣心・伝説の最期編』をレビューしてみました。

あまり肯定的なことは書いていないのですが、気になった方はチェックしてみてください。

 

それでは次の記事で。