【映画レビュー】ヒメアノ~ル
こんばんは。うみほたるです。
本日の映画レビューはこちら↓↓↓
『ヒメアノ~ル』です。
作品を観終わってから知ったのですが、古谷実さん原作の漫画がオリジナルだそうです。なるほど。という感じです。
本日の目次
あらすじ
清掃会社でアルバイトをする冴えない男・岡田は、職場の先輩・安藤が惚れたカフェ店員・ユカと近づくための手助けをさせられるが、逆にユカから告白されてしまう。
安藤に秘密のまま、交際を始めた二人。一方、ユカを付け狙う男・森田。彼はかつて岡田と高校の同級生だった。
森田、岡田と同級生であった元いじめられっ子の和草は、「ある秘密」を基に岡田からたびたび金銭を要求され、事情を知った和草の婚約者・久美子とともに、森田の殺害を試みるも、反撃にあい二人とも殺されてしまう。証拠隠滅のため、自宅であるアパートを全焼させる。
たがが外れた森田はその後も複数人を殺害。やがて矛先はユカと交際している岡田に向かう。
レビュー
いわゆる"サイコパス"である森田の行動を追った緊迫したシーンと岡田とユカを中心とした日常パートのギャップが激しい映画です。
物語は退屈な日常と将来への不安を感じる岡田の視点から始まるため、そこからの落差が非常に激しいです。個人的にはこういう日常の中に非日常を混ぜてくるタイプの作品は緊迫感と脱力感のバランスがよくて好きですね。
森田の行動は『いぬやしき』の獅子神を思い出させます。たぶんわかる人にはわかると思います。不快指数が非常に高いです。
グロテスクな描写はほとんどないのですが、血なまぐさい描写は多々あるので苦手な方は注意した方がいいかもしれません。
森田役は森田剛ということで、ちょっとギャグみたいな配役になっているのですが、森田剛はサイコパスが似合います(笑)
昔、『ランチの女王』というドラマで、主人公の元カレの暴力男を演じていましたが、それを思い出しました。
ただ、Wikiによれば、森田剛単独主演作品とのことですが、これには違和感があります。視聴者からは明らかに岡田視点で進む物語に見えるためです。岡田役の濱田岳もいい味出していました。
関連・類似作品
関連作品を挙げると少しネタバレになってしまいそうですが、いくつか本作と雰囲気が似てる作品を挙げてみました。
ヒミズ
本作と同じく古谷実原作。ただし、映画版は園子温監督の影響を多分に受けているのでそちらの印象の方が強いです。
隣人13号
これまた漫画原作。小栗旬と中村獅童が二重人格の青年の各人格を演じています。
殺し屋1
またまた漫画原作。元いじめられっ子の殺し屋「イチ」を描いたバイオレンスアクション映画。
暴力的な描写でR-18指定となった初の映画だそうです。結構閲覧注意の作品。
殺し屋1 特別プレミアム版<初回限定パッケージ> [DVD]
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2002/07/25
- メディア: DVD
- クリック: 30回
- この商品を含むブログ (59件) を見る
それでは次の記事で。