【映画レビュー】死霊館
こんばんは。うみほたるです。
はてなブログの機能でグループというものがあったので、映画関係とポケモン関係、子育て関係に入ってみました!
これで少しでも見てくれる人が増えればよいですが…。
さてさて、今回の映画レビューはこちら↓↓↓
『死霊館』です。超常現象研究家のウォーレン夫妻の活躍を描いた作品として、シリーズ化もされているようです。
監督はSAWで一躍有名になったジェームズ・ワン氏。この監督の作品といえば、、、僕は「あるもの」を期待してしまうのですが…。
【あらすじ】
夫婦と5人の娘、ペロン一家は念願のマイホームを手に入れ、郊外の古びた屋敷に引っ越してくる。
新生活を始めた5人の娘は夜な夜な怪奇現象に襲われ、母は謎の痣が身体に増えていく。怪奇現象は徐々にエスカレートしていき、ついに危険を感じた夫婦は超常現象研究家のウォーレン夫妻に助けを求める。
ウォーレン夫妻の調査の結果、家全体に悪魔が憑りついており、逃げる手段がない状況。悪魔祓いが必要と判断するも、それには証拠が必要だと家全体を監視することに。
監視を続ける中で、悪魔の正体とその目的が次第に明らかになっていく。
【レビュー】
ジェームズ・ワン監督の作品ということで、「どんでん返し」前提で観始めてしまったのがよくなかった。
この作品はそういった趣旨の作品ではないようだが、期待した分、ガッカリしてしまった自分がいる。(これは完全に自分が悪いです)
これは後に紹介する『エクソシスト』や『パラノーマル・アクティビティ』を観た際にも感じたことですが、キリスト教に馴染みがない僕のような人間は悪魔憑きや悪魔祓いを怖いものとはなかなか捉えられない気がします。どちらの作品もアメリカでは史上最も怖い映画に選ばれるほどの映画のようですが、僕にはいまいち怖さがわかりませんでした。
本作も同じような感想になってしまいます。
(もちろん物音に驚いたり、突然現れた人にびっくりしたりはしますが)
本作に限っていえば、物語の序盤、幽霊(悪魔)の存在が仄めかされつつも、決定的なシーン(幽霊が姿を現したり)は一切なく、直接的な描写に頼らず、見せないことで怖がらせるタイプの映画かと思いきや、後半に畳みかけるように幽霊が可視化されまくっていたのが個人的には残念な点でした。
この作品に登場するウォーレン夫妻ですが、まさかの実在の人物で、このペロン一家の事件も「実際にあったこと」のようです。ちょっと胡散臭いですけどね。。。
本作ではペロン一家が体験した怪奇現象を追体験する形で話が進んでいくのですが、ウォーレン夫妻が助けに来た後の安心感がすごく、視聴者の恐怖はグッと下がってしまっているのもマイナスポイント。
評価できた点はあらすじにも書いた「悪魔の正体とその目的」。これは結構意外でなるほど!と思わされました。
『インシディアス』という似た作品(同じくワン監督)やら死霊館自体もシリーズ化しているようですが、たぶんこれ以上は観ないかな。。。
【補足情報①】スリラー映画界の天才・ジェームズ・ワン
ジェームズ・ワンと言えば僕にとってはこの2作。スリラー映画界の若き天才の名にふさわしい作品です。
・SAW
以前にも紹介したSAWシリーズの1作目にして、僕が映画にハマるきっかけになったソリッドシチュエーション作品。低予算映画としても有名です。
・デッド・サイレンス
SAWの監督・ワン氏と脚本・リー・ワネルのコンビが手掛けたホラー作品。ジャパニーズホラーのような雰囲気漂う中、彼らの十八番である大どんでん返しが非常にきれいに決まっている作品です。
【補足情報②】関連・類似作品
ブリッジ状態で階段を駆け下りる少女のシーンはあまりにも有名。悪魔祓いを行う神父を意味するエクソシストが世界的に知名度が上がったのはこの作品の影響でしょう。
日本でもなぜかかなり話題になったPOVのモキュメンタリー作品。ポルターガイストを始めとする怪奇現象に悩むカップルを描いたもので、本作と雰囲気的には近い気がします。
それでは次の記事で。