神様は緑色

31歳、会社員が綴る趣味丸出しのブログ。

【映画レビュー】クワイエット・プレイス

こんばんは。うみほたるです。

少々久しぶりの映画レビューになりましたが、映画は継続してみていたので、レビュー投稿を再開したいと思います。

 

さて、今回はこちら↓↓↓

クワイエット・プレイス』です。

パッケージとタイトルから受ける印象としては、いわゆるデスゲーム系かな?という感じを受けました。実際のこの作品はモンスター・パニック系の映画に分類できると思います。

クワイエット」なのにパニック?そう、言うなれば「静かなパニック映画」です。 

 

 

【あらすじ】

宇宙から飛来した"何か"によって支配される世界。その怪物は盲目であるが、音に極めて敏感で、少しでも物音や声をあげたあらゆる生物を食い殺していく。

世界中でこの怪物による被害が拡大する中、アボット家は聴覚障害者である長女のため、手話でも会話ができたことにより何とか生きながらえていた。ある日、一家の末っ子・ビューは幼さのあまり音の出るおもちゃを使ってしまい、家族の前で惨殺されてしまう。

長女が末っ子の死に責任を感じつつも、なお強く生き延びる一家の母はお腹に新たな命を宿していた。

絶望の世界の中で生き抜くべく、父、母、娘、息子は互いに想い合い、怪物と静かに対峙する。

 

【レビュー】

母の強さを感じる映画でした。絶対に音を立ててはいけない中、母・エヴリンは階段で踏み抜いてしまう釘の痛みに耐え、陣痛に耐え、出産に耐え、子どものために戦います。(余談ですが、この映画の夫婦役は実際の夫婦らしいです。父役の俳優さんがリアルな演技をするために妻を指名したのだとか)

僕も最近子どもが生まれたので思うのですが、幼い子どもを無音で育てるのは無理です。この世界に絶望してもおかしくない中、懸命に生きる、その姿勢そのものが人としての強さであると思います。

そんな一家と対比するシーンとして、山奥に住む老夫婦の奥さんがとうとう怪物に殺されてしまったところを偶然父子が目撃します。長年連れ添ったであろう伴侶を亡くした老人は自ら大声を上げ、怪物に殺されます。一見奇行のようにも見えるこのシーン。実はこれこそが通常の感覚なのではない…かとも思えてきます。

無声映画さながらのこの映画で、父・リーが娘(と息子)に対し、「愛しているよ」と手話で伝えるシーンは何とも言えない味があります。この後、リーがどうなってしまうかは何となく想像がつくと思いますが・・・。

それでもラストは希望が見える終わり方で、一家の未来に光が灯されます。

 

【関連・類似作品】

僕が観た映画の中で最も"絶望の描き方"がうまいと思った作品がこちら↓↓↓

ミスト (字幕版)

ミスト (字幕版)

 

 『ミスト』です。観たことがある人ならわかると思います。ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、ここまで真正面から絶望に向き合った映画もないと思います。本作『クワイエット・プレイス』にもこれと近しいものを感じました。(ちなみに種類は全く違いますが、『ファニーゲーム』という映画も僕が"絶望の描き方"がうまい映画としてよく挙げています)『ミスト』は設定上も本作と近いので、若干この映画の参考になっているのかな?と思わないでもないです。

また、(心理的に)閉ざされた環境の中で、それを打開しようとする映画としては『ヴィレッジ』にも近いものを感じました。

ヴィレッジ [DVD]

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クワイエット・プレイス』が気に入った方は是非これらの作品もチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

それでは次の記事で。