【ポケモン】お嫁、仲間大会への道④陰キャ戦術!?毒麻痺催眠混乱
こんばんは。うみほたるです。
緊急連載「お嫁、仲間大会への道」、第4回目のテーマは"状態異常"です。
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状態異常を用いて戦う戦術の多くは、ポケモン界では「陰キャ戦術」と揶揄されたりもします。しかし、強い!というわけでしっかり学んでおきましょう。
1.状態異常とは
ポケモンには毒、猛毒、麻痺、火傷、凍り、眠りの6種類の状態異常があります。なお、都合上混乱の解説も含んでいますが、ここでは混乱は区別し、状態異常は上記6つを指すものとします。
それぞれの状態異常と混乱の効果を簡単にまとめます。
・毒:毎ターン最大HPの1/8のダメージを受ける
・猛毒:毎ターン最大HPのn/16(nは経過ターン数)のダメージを受ける(手持ちに戻るとnはリセットされる)
・麻痺:素早さが半分になり(第6世代までは1/4)、毎ターン1/4の確率で行動不能となる
・火傷:毎ターン最大HPの1/16(第6世代までは1/8)のダメージを受け、物理技の威力が半減する(≠攻撃力半減)
・凍り:行動不能になり、毎ターン1/4の確率で凍り状態がとける
・眠り:2~4ターンの間行動不能になる
・混乱:2~4ターンの間30%の確率(第6世代までは50%)で自分に攻撃する混乱状態となる(手持ちに戻ることで混乱状態がとける)
混乱を除く6つの状態異常は重複しません。つまり毒状態のポケモンは眠り状態にはなりません。ただし、「眠る」を使った場合を除きます。
2.状態異常を利用する特性
◇状態異常のとき、特定の能力が上がる特性
・根性:状態異常のとき、攻撃力が1.5倍になる(特攻は変化なし)(火傷による威力低下は無視される)
・毒暴走:毒、猛毒のとき、物理技の威力が1.5倍になる
・熱暴走:火傷のとき、特殊技の威力が1.5倍になる
・不思議な鱗:状態異常のとき、防御力が1.5倍になる(特防は変化なし)
・はやあし:状態異常のとき、素早さが1.5倍になる(麻痺による低下は無視される)
・千鳥足:混乱状態のとき、回避率が2倍になる
◇回復する特性
・ポイズンヒール:毒、猛毒のときに毎ターン最大HPの1/8回復する
◇その他
・マジックガード:相手の攻撃以外でダメージを受けない(ステロ、宿り木、命の珠など状態異常に限らない)
・シンクロ:相手の技や特性で毒、麻痺、火傷になったとき、相手も同じ状態異常にする
・だっぴ:状態異常が毎ターン30%の確率でとける
3.自身の状態異常を能動的に発動する戦術
代表的なものはグライオンやキノガッサによる毒毒玉を持たせたポイズンヒールの発動。これにより身代わり+守るで無限にハメることができます。
特性根性のポケモン(ローブシンなど)や不思議な鱗のポケモン(ミロカロスなど)は火炎玉等で状態異常を発動し、特性を発動します。
マジックガードのポケモン(フーディン、ピクシー、ランクルスなど)も火炎玉などで状態異常を発動したあと、投げつけるといった戦術も時折見られます。
上記の戦術は相手の状態異常技(眠り粉、毒毒など)が無効化されるというメリットが非常に大きいです。
その他、眠る+寝言で戦う「ねむねご」などもこれに該当します。これと特性だっぴを組み合わせる戦術もありますが、あまりトップメタのポケモンはいません。
サイコシフトという自分の状態異常を相手に移す技で火炎玉等で発動した火傷を相手に移す戦術もあります。
色々紹介しましたが、とりあえずは太字のものだけ警戒すれば足りるでしょう。
4.相手を状態異常にする戦術
3よりも圧倒的に警戒すべきはやはりこちらです。
・どくまも:毒毒+守る(+身代わり)で相手をじわじわと削る戦術です。昨日の記事で紹介したいたずらごころやプレッシャーという特性と相性がよいです。スイクン、グライオン、ギルガルドといったポケモンが代表的ですが、ほとんど誰でもできるのがこの戦術の恐ろしいところ。受けループなんかとも組み合わせやすいです。
・いばみが:いばる(相手を混乱させて攻撃力を2段階上げる)+身代わりで自傷ダメージを与える戦術。第6世代のクレッフィの代名詞であった戦術です。いばるを撃つことでイカサマの威力が混乱による自傷率が50%⇒30%になったことやカプ・レヒレの登場などで現在はほぼ見られません。
・いばる+メタモン:いばみがの派生形のようなものですが、いばるで上げた攻撃力をメタモンがコピーするというもの。あわよくば相手は混乱で自滅も狙えます。
・催眠ゲンガー:メガゲンガーが得意とする超害悪戦術。これの怖いところは素早さ130族の高速ポケモンが眠らせてくることがわかっておきながら特性影踏みで交代もできず、眠った場合は特攻170から高威力の祟り目を撃ってくるという点です。催眠術の命中率は60%なので失敗するリスクもあります。
・催眠Zデンジュモク:デンジュモクで催眠術Z(素早さ1段階上昇)から火垂る火(特攻3段階上昇)で全抜きを狙う戦術です。
・重力催眠:上記のゲンガーやデンジュモクの前に重力という命中率を上げる技でサポートする、より確実性を高めた戦術も要警戒です。
・ビビヨン:特性複眼で命中率91%になった眠り粉、同じく97%になった暴風、身代わり、蝶の舞、持ち物食べ残しという構成。わかっていても対策を怠れば全抜濃厚です。ほぼ同じ戦術はバタフリーが有名でしたが、バタフリーの完全上位互換であるビビヨンの方がより脅威と言えます。
・キノコのほうし:キノガッサやモロバレルが使用する命中率100%の催眠技。キノガッサはかつてポイズンヒールとキノコのほうしで素早さ70未満のポケモンには人権がないとまで言われる時代がありました。
・あくびループ:カバルドンなどが使用する戦術。あくびにより交代か眠るかの2択を押し付け、交代時にダメージを与えるステルスロックなどと組み合わせる。起点作りとしても有効。
・毒菱パ:毒菱を撒いて、上記の毒まもや祟り目ゲンガーなどと組み合わせる戦術です。
・ジャロゴーリ:状態異常を用いた起点作りの代表格。ジャローダの蛇睨みで相手を麻痺させ、むらっけオニゴーリの起点にする戦術。
さて、今回は状態異常について解説していきました。これまでのテーマと違い、定義そのものも曖昧な部分があり、なかなか難しかったです。
わからない部分はコメント等で質問していただければと思います!
本日のポケモンクイズ!
相手の攻撃力を用いて計算する悪タイプの物理技・イカサマを撃つ際、与えるダメージが一番小さくなるのは次のうちどれ?
①相手が火傷しているとき、②自分が火傷しているとき、③相手が眠っているとき、④相手の攻撃力が1段階低下しているとき
それでは次の記事をお楽しみに!
※前回のポケモンクイズの答え:
今回のポイントは「イバンの実の効果」です。イバンの実の効果を検索すると「HPが1/4以下のときに発動し、一度だけ先制できる」というようなことが書いてあると思います。
この「先制できる」というのはどういう意味か?実は優先度が上がるという意味ではありません。イバンの実は素早さを疑似的に無限大にする効果があるのです。
したがって、優先度0の10万ボルトを素早さ無限大で撃っても、優先度+1のバレットパンチには勝てません。
素早さ勝負になると思ったそこの君!勉強不足ですよ!